店主の机 - 内町のこと、ギャラリーのことなど店主の徒然帖

改装工事

工事は46m2の宝石店を貸しギャラリーに変更することですが、問題は工期が35日しかない上に、設計図面も研究期間もないことでした。
しかも、私にとってギャラリーは、展覧会の作品を観に行きこそすれ、展示をしたことも、ましてギャラリー経営の経験も知識も全くありませんでした。
そこで、経験のある工務店を推選してもらい、基本方針をご理解頂いて、特に私は裏方徹した仕様の見積もりをして頂きました。
道路側の全面の嵌め込みガラスとショーウィンドーおよび東面の鏡の1/2を残して、内装は一旦全て撤去することにしました。

スペックの中で、床面と壁面を重視したいと思いましたので、工務店が見積もり中に、妻と商店街の店舗や百貨店の床と壁を見て歩きました。
床は工事現場の足場の再利用や国産材の塗装の案もありましたが、ご来場者は三越へのお買い物を兼ねてお見えになる方たちですので、世界一の「北欧材のオーク」にしました。
壁面は、全体を温かいホワイトにして、書画・写真の展覧会の折には、残した鏡面は隠しておいた同色のパネルで、面いちになるように工夫してもらいました。

あとはすべてお任せし、工務店の息子さんが搬入予定の前日に床を張り上げてくれました。
全員で、豊かな満足感をいだいて眺めました。

By tamamo | Category : 未分類 | Leave a comment
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