2013年11月22-27日、高松市近辺の方々は、2ツの光のサプライズを体験される機会がありました。
一ツは当然、ノーベル賞で世界を驚かせた「青色発光ダイオード」の報道ですが、もう一ツが、内町ギャラリーTamamoで開催された「ジュゾンステンドグラス教室」の皆様の作品展でした。
展示会の作品は全て「ステンドグラス」で、大小様々な照明器具や造形作品に一斉に明かりが入った瞬間に、アッと驚きました。
Yahooブログでも、「街かどに光のファンタジー」のタイトルで
「ウインドー越にステンドグラスのランプがたくさん万華鏡のように輝いているのが見えました。綺麗です。キャラリーの中は思わず引き込まれるほどの不思議な魅力があります。
・・・(以下省)」と紹介されました(リンクの許可をいただいています)。http://blogs.yahoo.co.jp/siti7070/16317419.html
近所の方々からは「今、お宅ギャラリー、スゴイですね。お聞きしたところ非売品とのこと。残念でした」とのお声が聴かれました。
ノーベル賞を受賞した発光ダイオードは、省エネギーの明かりを、均一な品質で、大量に供給できる画期的な技術開発で、サプライズの基はすぐ理解できます。
一方のステンドガラスには、発光ダイオードとは異質の美しさがあることは、素人の私にも分ります。
では、ステンドグラスのサプライズの基は何でしょうか。
その「美しさ」の作り方は、発光ダイオードとは、「全く逆」のように思われます。
◇使われている手作りガラスのプレートの飴色や形や大きさも、霰の粒の色や大きさも断面も、材料はみな、異なります。
◇それぞれの材料は作品の中でも均一に並んでは居ません。
1ツひとつ個性的で、異なった並び方をしていて、オンリーワンの作品になっています。
全てが思い思いの姿をしているにもかかわらず、展示会の会場で明かりが灯るとすべてが調和しあって、街かどにサプライズ空間が生まれます。「美」とは不思議なものです。
昼間の間接光から夕方へ、夕方から暗やみへと、時の経過と共に移ってゆくギャラリーの背景のなかで、展示品のたたずまいが移り変わってゆく、光のファンタジーを味わいながら、ステンドグラスたちの美しさと、その基を感じていると、飽きることがありません。